パーカーの発達支援ブログ

現役の児発菅が、発達障がい育児の悩み・問題解決のヒントをお伝えします!

【今さら聞けない】感覚過敏って何?

 

こんにちは、

パーカーです。

 

お子様にこんな子、

いらっしゃいませんか?

 

・騒音に耳を塞ぐ

・強いまぶしさに目を塞ぐ

・人に触られる事を嫌がる

・偏食がある

 

など、

特定の感覚を嫌がるお子さん。

 

いわゆる、

 

感覚過敏

 

というものかもしれません。

 

 

初めて聞く方、

よく覚えておいてください。

 

理解していなければ、

 

お子さんは、

 

強いストレスを受け続けてしまい、

外界の刺激をシャットアウト

するようになるかもしれません。

 

 

逆に理解していれば、

対策を打てます。

 

この先、

どのような環境に行くべきか、

 

選択する際に予めの準備ができます。

 

また、

関わり方や向き合い方次第では、

 

可能性を広げてあげることも可能です。

 

お子さんの未来を

より明るいものにしたい方、

 

是非、最後までお読みください。

 

 

感覚過敏とは

 

感覚過敏とは、

視覚・聴覚などの感覚刺激に

過剰に反応してしまう状態です。

 

状態や特性を表す言葉であり、

病名ではありません。

 

また、

自閉症スペクトラム(ASD)の方に

多い特性ですが、

 

感覚過敏があるからといって、

 

発達障害がある、

というわけではありません。

 

 

感覚過敏の症状・種類と対策

 

感覚ごとの症状と

対策についてまとめていきます。

 

視覚過敏

 

特定の視覚情報に

過敏になってしまう状態です。

 

光や人の動きなどが

苦手な場合があります。

 

・蛍光灯の明かりが苦手

・一度に多くのものが目に入るのが苦手

・人混みに入れない

 

○対策

 

光刺激に過敏な場合は、

メガネ、サングラスなどを

活用しましょう。

 

また、学校など教育の場で、

パソコンやタブレットなどの

導入が当たり前になってきています。

 

お子さんの特性を予め先生に伝え、

明るさなどを調整しましょう。

 

眩しくて寝れないなど、

生活に支障がある場合には、

間接照明に変えるのも良いです。

 

 

聴覚過敏

 

予期していない大きい音や騒音、

特定の生活音など、

聴覚情報に過敏な状態です。

 

○対策

 

イヤーマフを活用する事が良いです。

 

または、

耳栓、ノイズキャンセリングイヤホンなども、

不快な音を遮断できるのでおすすめです。

 

屋外など、

予期せぬ音が入ってきやすい場所だけ

イヤーマフを着用している方もいます。

 

 

触覚過敏

 

人から触られたり、特定の感触が

苦手だったりします。

 

また、食感や温度などにも

敏感な場合があります。

 

偏食は、この触覚過敏からくる

場合があります。

 

○対策

 

最も難しいのが衣服の着用です。

 

その子が不快に感じない生地の服を見つけ、

同じ生地の服を取り揃える、

 

といった対策ができます。

 

指定ジャージなど、

学用品に不快感がある場合、

 

事前に先生と相談し、

どうするのか話し合っていきましょう。

 

 

味覚過敏

 

特定の味を嫌がる状態です。

 

「ネバネバがイヤ」など

口腔内の触覚に嫌悪感が

ある場合もあります。

 

○対策

 

味覚に関しては、苦手なものを、

無理に食べさせない方が良いです。

 

栄養の偏りが気になりますが、

無理に食べさせ、

食への関心自体が薄くなると、

 

食べる事自体が苦痛になってしまいます。

 

調理法の工夫や、

食材を細かく切るなど、

調理の仕方を変えてみましょう。

 

給食などは、

お弁当に変えられるか、

学校・幼稚園と相談しましょう。

 

 

嗅覚過敏

 

特定の匂いに対し、

過敏になっている状態です。

 

・化粧品売り場が苦手

・食品売り場の匂いがイヤ

 

などが、

これに当たります。

 

○対策

 

好きな匂い、不快に感じない匂いを

お子さんと確認しましょう。

 

それがあれば、

その匂いのものを持ち歩いたり、

紙などに染みこませておいたり、

 

苦手な匂いのする場所でも、

それがあれば、過ごす事が

できるかもしれません。

 

 

不安と感覚過敏

 

ここまで、

各感覚ごとに対策を

お伝えしてきました。

 

ですが、共通して言える事があります。

 

不安を軽減させてあげる事。

 

子どもに不安感がある時、

感覚過敏が出る事があります。

 

そんな時は、

 

・抱きしめてあげる 

・見通しを伝える

・落ち着ける場所、グッズの準備

 

など、

 

その子の特性に合わせて、

 

不安を軽減させてあげる手段を

理解し、準備しておきましょう。

 

 

感覚過敏は、

子どもによってその特性は様々。

 

ですが、

どこで過敏になるのか理解する事で、

対策できる事がわかりましたね。

 

今回紹介したものは

極一部だと思います。

 

常に、

お子さんの状態を把握するようにし、

対策を考えていく事も必要です。

 

当然、親御さんだけでは、

限界が出てくる場合もあるでしょう。

 

そんな時は、周囲の協力を得ましょう。

 

合理的配慮と言って、

 

どんな子であっても教育が

みんなと同様に受けられるように、

教育機関が個別の配慮を行う事です。

 

これは法律で定められています。

 

困った時は、一人で悩まず、

周りと連携をとって、

子どもをサポートしていきましょう。

 

 

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